パラダイムシフト

パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。
[ウィキペディアよりhttps://ja.m.wikipedia.org/wiki/パラダイムシフト 抜粋]


こんばんは!

今日は久々の過去回想編です。

前回までのおさらい
大好きなコーヒーを仕事にできた自分は
三宿原宿木更津の3店舗を回って、木更津店で店長として赴任しましたが、カオスな状況や人の教育について悩み始めます。
木更津赴任半年あまり(2016年6月あたり)からのお話をします。

なかなか明るい兆しが見えない木更津店。

ただ、そのなかでもお客様とのコミュニケーションは欠かせないものだと思っていました。
背中で見せてやると思っていたものの、
突きつけられる「売上」との戦い。

接客が長くなるとなぜかスタッフからの視線も冷たく、お客様との接し方も今よりもさらに模索していた時期だったかもしれません。

そのときに出会った今でも交流がある方をご紹介したいと思います。

それはとあるお客様の紹介でいらした
木更津出身のシンガーソングライターの
松本 佳奈さんです。

はじめのあたりから、接客するのもドリンク作るのも自分が多かったかもしれません。
そして、木更津のどこかにいると、たまたま偶然会ったりもすることも多かったりします。
(家の真正面のコンビニのATMで超ノーガードな状態でお金おろしていたときに声を掛けられたときの驚きはハンパなかったです。笑)
ライブ会場の真裏がNOZY COFFEEです。

ライブの前や終わりにいつも寄って下さっていました。


僕が人に疲れ、
なかなかお客様と向き合えないことにフラストレーションを感じていたときに、

初めてあの場でライブが行われ、
お店にあの曲が流れてきたのです。

「パラダイムシフト」
という曲です。



力強い歌声と突き刺さるような歌詞に営業中ではありましたが、動きが一瞬止まるくらい、強く心惹かれたことを今でも思い出します。

パラダイムシフト [歌詞一部抜粋]

青空広がって ここに全てがあるのに なぜか まだ満足できないの


声をあげる 届くのが たとえ 一人でも
黙っていたって 何も変わらない

死んだように生きるのはもうやめたの
隅っこでじっとしていれば 誰からも気付かれなければ 批判されることもないからね 行き先があるからぶつかるのよ 負けてもいい 諦めないで

私は数字じゃない 感覚を持って生きている 愛想笑いするのはもうやめた

自分の中で縛り付けていた
環境的な要因を全て取っ払って、
何が自分がしたいのか、考えさせられたのてわす。

それこそが、
僕のなかの価値観のパラダイムシフトだったのです。

”行き先”があるから誰かとぶつかる

だから、

負けてもいい 諦めないで


というところ。
とても感銘を受けました。

ぶつかることが悪だと思っていたことが、
それは前に進むために自然なことだと認められたこと

そして、さらに
負けてもいい、諦めずにいればいい

「負ける」ということが、他人を認めることであるならば、

その場の数字の損得やその場の対人関係のこじれあいに執着するのではなくて、

自分を許し、他人を認めることこそが大切だと知ることができたのです。


その上で
例え、1日にくるお客様がとても少なくても

目の前にいる一人に「自分の想いを伝えること」が大切だと思えたのです。

それが、「生きていることを叫ぶ」ことなんだなぁと。

自分の想いは

カフェラテで感じたコーヒーの感動を伝えることです。


そんな曲を作った
松本佳奈さんに
カフェラテに感動してもらったことが
僕の中でどれだけ大きな価値で嬉しいことだったか。ホントに表現しきれません。

色紙もありがたいです!

美味しくて毎回びっくりする、NOZY COFFEEのカフェラテ。 #nozycoffee

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そして、
このパラダイムシフトが
僕の中で、大きく精神的な支えになりました。
憂鬱な帰りのバスの中でも、はじめに木更津に来たときを思い出しながら木更津駅付近を歩いてる時も、木更津で見つけたお気に入りの喫茶店でコーヒーを飲んでいるときも聴いていました。

ただ、これを経緯として伝えるのは
話が長くなるのと、
面と向かっては、相当恥ずかしくてなかなか伝えられなかったのですが、
おそらくこのブログを読んで下さると思うので、ここで深い御礼と共に伝えたいと思います。
心を込めて、ありがとうございます。

***

昨日は松本佳奈さんの人参湯でのライブでした。
その模様をSNSで見ると、僕がよく知っているお客様がライブ会場に沢山いるのを見て、
心がとても温まりました。

そして、全く同じ日に
違うお客様が

お店にあったチラシを見て、松本佳奈さんのライブを見に行って涙が出るほど感動した

と伝えてくれました。

美味しいコーヒーに出会えて、素晴らしいものと出会えて、本当にこの場所に縁を感じます。

とまで言ってくれたこと。

その瞬間にこの記事を書くのは今だ!と謎の直感がしました。笑

僕もめげずにここまで諦めずにやり続けられたから、
松本佳奈さんの伝えたい想いの一部を届けられたんだと思うと、
感動もひとしおです。

想いが人を動かす。


その連鎖で、
人々の価値観を変え、次なる感動を生むのだと思います。

だから、目には見えない想いをもっと、もっと、目に見える形で昇華させて、生きていること、伝えられる感動を伝えていきたいです。
そして、
周りの環境がどうであろうが、どう変わろうが、
その感動を共に喜んだり、嬉しくなったり、泣いたりしてもいい、そのくらい人間くさく生きていきたいです。

それでは、また!

コーヒーと自分と

Chikai Hiroki 普段お話できないようなことをこちらからも少しずつ発信していきます。

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