写経。自分との対話。
こんにちは!
一昨日前に初めて、写経に行ってまいりました。
場所は、
君津市三直にある蓮久寺(れんきゅうじ)
です。
蓮久寺さんでは、
お経を写す写経体験以外にも
陶芸体験や
寺シネマ
や外部の方を招いてセミナーなども
精力的に行っています。
なかなか普段は体験できないことをこうして開催してくださるのはとてもありがたいです。
↑以前、江口和尚がいらっしゃったときの1枚です。
ですので、
僕も前々から興味のあった写経に行ってきましたー!
小学校1年生から5年生まで習字をしていたので、
筆使いには多少、と意気込んでいたものの、
やってみると、
やっぱりムズカしい!
のです!
ムズカシイと思いながらも多少ポイントを掴むことはできました。
- 筆にどれだけ墨を付けたか
- その墨の量でどう筆先をコントロールするか、
が写経をやっていて感じたポイントなのですが、
細い筆では繊細なコントロールが必要です。
そのコントロールには繰り返しの鍛錬が必要だと感じました。
初めは太く書きすぎて、字の詳細がわからなくなり、
弱めたら、今度はかすれて見えない。
その繰り返しです。
筆での字なので消しゴムでは消せません。
一度書いたらそのままなのも良い意味で鍛錬だと思います。
上手いも下手も全部自分に跳ね返ってきますからね。
書いた字そのものが自分がした成果なのです。
↑うーん、見返すと恥ずかしいけど、悔しいなぁ。
それが改めて筆で字を書いて気付いたことなのです。
だから、
その成果からでた失敗を次の字でどう生かすか、
その繰り返しなんだなーと。
でも結局周り巡って同じ失敗をすると、
悔しくてそれを頭に刻み込んでやると、
今度は上手くいったり、
そうすると、また違うところでミスをしたり。
集中して打ち込んでいる人を見て、勝手に焦ったり。
そしたら、思ったのです。
これって日々の生活の縮図なのかもしれないなぁと。
ただ、プレイヤーが自分だけなので、邪魔する人もいない、言い訳もできない。
ただ、ひたすら自分と向き合うのです。
これがなんとまぁ新鮮なことか!
別世界に入ったかのような感覚になりました。
スポーツでも集中してパフォーマンスが最高潮になるとゾーンというモードに入りますが、
写経も自分自身に耳を傾けて集中するゾーンに近い体験なのだと思いました。
江口和尚、貴重な体験をありがとうございましたー!
そして写経終わりに僕が所用ですぐ帰ってしまったのでお話ができなかったのですが、
江口和尚から
コーヒーを淹れるときはどうか?
という質問があったとのことで、ここで返答させてもらいます笑
コーヒーを淹れるときも一種の瞑想に近いような感覚に陥ります。
それは僕の仕事の中では主に
コーヒーのドリップやエスプレッソを抽出する一連の動きをしているときですね。
他の余計なことを考えずにただその瞬間はコーヒーのことだけ考えられるのです。
自己満足に近い範疇ですが、
その瞬間はとても幸せです。
そして、相手に美味しいと喜んでもらえれば、なお幸せなのです。
だからこの仕事が辞められないのかもしれません。
うーん、まさか写経から自分の仕事のことを今一度考え直せるとは!!
すごい体験でした。
別世界の全く違ったものを自分の足を使って体験しにいく。
これがとても大切なことなのだと改めて体験できました。
みなさまもよろしければ写経体験いかがでしょうか?
蓮久寺のfacebookページをいいね!するとイベント情報が見られますよ!
それではー!
0コメント