告知から最後まで

久々すぎるブログ更新です。


9月からの怒涛の日々、木更津店では本当にたくさんの思い出をありがとうございました!

そんな思い出を9月の閉店告知後から振り返っていきたいと思います。

一つではまとまりきれないので、2部構成です!笑


閉店告知後の9月から始まります。


正直、告知後にまた皆さんとお会いするのが辛くて仕方がなかったです。

最初は感情に蓋をしようと思っていました。

ただ、皆さんの気持ちを聞いて、感情に蓋をすることができなくなりました。


蓋をすることがあまりにも意味のないことだと逆に皆さんからパワーとしていただいたからです。


共に居られる最後の時間を心から楽しむ

楽しいから笑う、寂しいから泣く、それでいいと思ったのです。


そんなときに聞いていたのが、

松本佳奈さんの「あいしてる」という曲です。

松本佳奈さんは木更津出身のシンガーソングライターです。



「あいしてる」


泣けば手に入るだなんて 安易だなあ
泣いたって 叫んだって どうにもならなかったことばかりだ

いつのまにか 諦める癖がついて

大丈夫とつぶやいた


寂しい 悲しい 怖いよ

失うことが 変わってしまうことが

誰がいついなくなっても悲しまないように

心を塞ごう


本当の気持ちを隠して 何も言わない 何も言わない

そのうち 忘れてしまった

いつのまにか 冷たい人って言われてさ

私ってどんな人間だっけ


寂しい 悲しい 怖いよ

失うことが 変わってしまうことが

あなたがいつ いなくなっても 悲しまないように

心を塞いだのに


こんなに笑ったら こんなに嬉しくて

塞いだはずの心が 外に出たいと私をゆさぶる

ねえ もうやめるって 決めたはずでしょう

いつの間に こんなになっちゃったんだろう

あなたが好き


泣けば手に入るのならいくらでも泣くよ

二人思い変わらずにいるには どうしたらいいの


いつか必ず終わってしまう 私とあなたの時間

この愛おしい気持ちが 冷え切った心を焦がしていく

たとえこの先 気持ち変わってしまっても 今を

忘れたりしないわ

愛してる



閉店をすることで、どうしたって隔たりは生まれます。

それを残念に思うのは、悲しく思うのはいくらでもできる。負のオーラでお店をいっぱいにさせてはいけないと。



だから感情に蓋をしようと思っていました。

が、逆に元気をもらったのは僕達でした。


告知をして、たくさんの気持ちをたくさんの方からいただいて、


自分で蓋をしていたネガティブな気持ちがみなさんの気持ちで浄化されて、

楽しく笑顔でいられました。


だから、終わってしまう木更津店での皆さんとの時間をただただ大切にしようと思ったのです。


最後まで僕達が笑顔で頑張れたのも、最後まで楽しもうと思う皆さんの気持ちからくるものがとても大きかったように思います。


閉店後に行ったイベント

『NOZY COFFEE Final Time!』

の名前は、

あいしてるの歌詞

「いつか終わってしまう 私とあなたの時間」

から「Final Time!」としました。


歌詞と同じように、冷え切った心を焦がすくらいのパワーをくださった皆様に

僕達から愛と感謝の気持ちを込めて、

最後の「時間」を提供したいと思ったのです。


なので、

閉店告知後、愛と感謝を伝えたいと思っていた矢先に

耳に入ったのが「あいしてる」という曲で、今の気持ちにとてもリンクしていたことも奇跡だと思ったわけです。


そして、さらに

そんなことを考えていた時に、

佳奈さんから最終日でのライブのお話をいただき、

これもまたさらなる奇跡的な偶然だなあと思いました。


「コーヒーと歌」

商材は違えど、想いを持って伝えていると、それが重なる瞬間が来るんだなあと。


その話をいただいた時点で

「あいしてる」は閉店日のライブにリクエストしよう!と心に決めていました。笑


このような話をいただいたことにとても感謝です。


そして、やってきた最終日。

朝からひっきりなしに来るお客様

10人以上の列が続くなんてことはオープンから今まで一度もありませんでした。

ピークは佳奈さんのライブが始まる前でした。



今までNOZY COFFEEを知らなかった人に佳奈さん自身が美味しいと感じたカフェラテを飲んでもらいたいという気持ちが詰まった想いのあるライブでした。

常連の人にも、NOZY COFFEEはじめての人にも、双方に配慮した佳奈さんの心遣いも感じられ、

来ていた皆さんが心から聴き入っている姿が印象的でした。


そして、佳奈さんの演奏があの日のNOZY COFFEEの雰囲気と重なり合うように響いていました。

さながらなにかのドラマの中にいるような感動でした。


当日のセットリストは、

こちらです!


ライブの模様はこちらからどうぞ!

僕が佳奈さんを知るきっかけになった「パラダイムシフト」やリクエストした「あいしてる」も曲目に入っています。



そのままオーダーはそのまま21時まで続きました。

最後のオーダーが近づくにつれ、涙がこみ上げてきていました。

自分は暇だとすぐに泣いてしまうのがわかっていたので、自分はわざと忙しい抽出のポジションに入って考えないようにしていました。


4枚、3枚、2枚

あれだけ続いていたオーダーシートがなくなっていきます。

ついに0枚。


周りを見回しました。

みんなが手持ち無沙汰になったのです。

その瞬間に終わりを悟りました。

ただ、周りには帰らずに残っている皆さんの温かい笑顔がありました。

その瞬間に僕以外のメンバー

、岡本、石坂、さくらちゃん、慎之介くん、林くん

全員泣いていました。

(以下、岡野悟朗さんの写真を拝借させていただきました。)

自分が一番泣いてます。


そのあと全員揃っての挨拶と

お客様から作っていただいたDVDをスライドショーで振り返り、

花束とたくさんのお気持ちをいただき、

3年間の短いながらも愛に溢れた店舗を閉じさせていただきました。

ドラマの中のワンシーンのような感動は、

この先の人生でもなかなか得られるものではありません。

少なくとも28年の人生の中で一番感動した1日でした。


告知後もNOZY COFFEEを心から愛してくださって、ありがとうございました。


松本 佳奈さんのライブは

「じゃあ またね NOZY COFFEE」

でしたが、


じゃあ、またね!は僕達から皆さんにも送りたいと思います。


戻ってくるその日を今から楽しみにしています。


それでは!


次回はNOZY COFFEE Final Time!について書きます。

松本佳奈さんのブログにも掲載してしていただきました!

想いがあって、そこに偶然が重なるからこそ感動が生まれるのだと感じました。

佳奈さん視点での最終日の模様もぜひお楽しみください!

コーヒーと自分と

Chikai Hiroki 普段お話できないようなことをこちらからも少しずつ発信していきます。

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