ちかい ひろき

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僕が筋トレを始めた理由

こんばんは!久々の投稿になりました。想いがカタチになったタイミングで発信するこのブログですが、今回は筋トレを始めた理由についてお話します。僕は小さい頃から足回りの筋肉はそこそこあったのですが、上半身は華奢な方でした。小学校高学年のとき、握力は好きだった女の子に10kg差をつけて余裕で負けるくらいほどで、当時の辛い思い出として残っています。そこから運動に全力を注ぐようになったわけです。肌の色は黒くなり、足回りや持久力はつきましたが、一向に上半身は変わらずにいて、中学生のときは100人を超える部活のレギュラーにはなれても、上半身はひょろいままでした。そして、そのままの体型で社会人を迎えてしまいました。僕は大学卒業後、商社に勤めていました。商材は建設資材、納める場所は建設現場です。1年目は搬入現場回りで、とある現場の監督から常に怒号、たまに優しく指導とまるで自分の後輩かのように大変良くしていただきました。その現場が無事上棟式を迎えたあと関係会社を含めた現場の打ち上げに参加させてもらいました。参加者は現場監督とその関係会社(ほぼ土方)現場は割と殺伐とした緊張感ある雰囲気だっただけに、飲み会は穏やかだろうと気を許して参加した飲み会でしたが、そこに更なる試練がありました。どこの誰しも楽しそうにしている会の最中、「おう、ちかい、ちょっとこいよ」と急な監督からの呼びかけ、呼びかけるままに席を移動すると、1つのテーブルだけお酒と食べ物が下げられていて、椅子が二つ用意されていました。そして、注目されながら移動して突然酒に半分酔っ払った監督に肩を組まれ、「なぁ、こいつ、ちかいっていうんだ、大学卒業して立派にサラリーマン1年目を迎えているヤツなんだ。今から誰が一番腕相撲弱いか決めるからさ、お前やりたい相手選べよ」と。「え。」戸惑う自分。「しょうがねぇなぁ、そしたらお前と歳が近いやつから勝負するか、おい今年から入ったやつと勝負しよう」指名されたのは顔は幼いが日焼けした肌と半年で現場で鍛えられた腕の筋肉がやけに目立つ19歳の青年でした。とは言え自分も当時23歳。部活引退からわずか1年余りで体力には我が身なりにも自信はありました。が、結果は力を入れても入れてもビクともせず、相手には笑われる始末。力を入れ続けて限界を超え、疲れたあたりで優しく押さえ込まれて負けました。新人に余裕負けした僕は結果が見えているにもかかわらず、その場にいた全員と戦う羽目になり、結果15人に全員敗退。またもや辛酸を舐めました。「な、やっぱり負けただろ」と最後に突き放すように監督から笑われる始末。随分と意地の悪いことをする監督だなと思いましたが、負けた後に一言「なぁ、ちかいなぁ、お前はちっとは有名な大学にはいって立派に社会人になったかもしれないが世の中には色んな世界で必死に頑張ってるヤツがいるんだよ、お前はまだまだ。とりあえず、身のほどを知って力つけてこい」と。荒っぽい叱咤激励なんだと思い、今でも心に刻まれています。そこからまた日は巡り、今でも自分の弱さと対峙する瞬間に立ち会った時にふとあの時のことを思い出すのです。自分の弱さと対峙するとき、自分をより強くすることをしようと思えるのです。木更津にいたときは、その点、「考える」ことは良くしてきましたが、筋トレはあまりしてきませんでした。今こそ、自分を高めるとき。そんな思いで今年1月から筋トレを始めました。ジムに行くと、自分より筋肉隆々な人がたくさんいて、自分の重さよりはるかに重い重量で立ち向かっている姿をみます。対して、自分は...その半分以下の重量にあくせくしながら最後まで回数をこなせずに終わってしまう連続で。ただただ、自分の無力さを感じます。ただ、その無力な自分を知ることが、身のほどを知ることであり、自分と素直に対峙しているんだと思いました。そこから少しずつ重さを増やし、変わる身体を実感する作業が今では楽しく、自分の確かな自信に繋がっています。

どんなお客様を大切にしたいか。

こんばんは!ノージーコーヒー近井です。色々と思うことが増えてくるとこうしてブログにまとめているのですが、今日は「どんなお客様を大切にしたいか。」ということでお話したいと思います。先に答えを言ってしまいます。それは、「私達が大切に思うものを大切に思って歩み寄ってくださる方です」これって商売だけじゃなく、人付き合いも同じかもしれません。お金のやり取りはあるので、違う部分はありますが本質的には同じだと思っています。私達が大切なものは商材と人です。商材はコーヒーです。コーヒー自体のクオリティに共感してもらうことがとても大切です。人は私達スタッフも含めてお店にくる周りの人すべてのことです。その二つを大切にして尊重してくださる方を私達は大切にしたいと思っています。もちろん、大切に思わない方をぞんざいに扱うことではありません。ただ、期待値を高くされると期待に応えられない場合もあります。片方を大切にしてくださる方もいます。商材は好きだけど、人はそこまで。美味しいコーヒーがあればいい。人はとても好きだけど、コーヒーはそこまで。それでも構いません!入り口はどちらでも良いと思っているので。ただ、両方に価値を見出してくださる方を一番大切にします。(そこは片方だけに寄っている方と多少の差が出てしまうかもしれません。)私達はお店のスタッフでありますが、同時に我々も「人」です。有限である愛を注ぎたいのはその両方に対して等しく価値を見出してくださる方です。それは即ち、お店の方針に理解を示して、商材と人を認めて、価値を感じてくださる方です。この考え方はこれからも変わらずに残します。個人の好き嫌いで決まるのではなく、人と商材の価値を見出してくださる方を大切にするそのスタンスは崩さずにいたいと思います。そのスタンスを分かりやすくお伝えした方が今後も多くの方とお付き合いもしやすいと思ったのでこの場でお伝えします。仲良しだから、付き合いがあるから、だけで心が動かないということです。お金を支払っているんだから、で横暴な態度を取られたら、出来ることは最低限の接客と商材のやり取りだけです。お店の価値を利用して搾取しようと近づく人も同様です。よって、私達も・商材の価値をわかりやすく伝える技術・ありのままの個性が伝わる魅力的な人柄を常に追い求めて精進していきます。それが、NOZY  COFFEEのあるべき姿なのだと思います。職人ではあるものの、フランクな職人に近いイメージですね。 木更津店は10/15に閉店となりますが、木更津で培ったお客様への想いや考え方は三宿店でも引き継いでいきたいと思います。ちなみに、木更津のメンバー5名(インターンの林君以外)は三宿店に行きます。10/20以降は三宿店での勤務です。三宿店へもぜひ遊びにいらしてください!